神奈川県の公立高校の入試には2年後期の成績と、3年前期、3年後期の成績が内申点として合否の基準となります。
中1のときは、定期テストに慣れさせるため、基本問題が多く出題される傾向があります。しかし、中2になると、テストの問題量も増え、応用問題も出題されるようになります。中3になると、入試に向けて、教科書に載っていない応用問題が出題され、難度が急にあがります。内申が関係する中2後半から塾に通い始めることが多いのですが、内申点は中1からの平均値で算定されることが多いため、内申に関係ない中1〜中2前期の成績が、とても重要です。
数学
中2の範囲は、一次関数と図形と確率がメインですが、一次関数は連立方程式が解けないと解くことができません。また、2年前期に履修する、文字式の証明、等式変形、連立方程式でつまずきやすいので、中2になって数学に不安が生じた場合は、塾に通いはじめることをお勧めします。まずは、連立方程式を確実に解けるようにしましょう。
英語
中2年の6月までは、過去進行形や未来形などを履修するため、比較的分かりやすい内容ですが、7月から、文構造、不定詞、動名詞、比較など、今後の英語を解くうえで重要な文法が多くなってきます。教科書掲載の文章は文量が多くなり、覚えるべき英単語、熟語が急に増えてきます。中2の英語でつまずくと、高校英語や大学受験に大きな影響がでます。英単語が自力では覚えられない、または教科書の英文がうまく和訳できなくなってきたときは、塾に通い始める時期といえます。
国語
定期テストのとき、他教科を優先して、一番後回しにされがちなのが国語です。また、自力でテスト勉強をしようと思っても、国語の勉強の方法がわからない場合が多いようです。
中学校の国語のテストは、漢字、物語、説明文、文法の4つを組み合わせて作問されています。教科書の進み具合は、学校の先生によって異なるため、大手の塾では対応しにくい科目といえます。また、予告なしに教科書にのってない読解問題(初見で入試問題レベルを解くケース)が出題されることもあるため、定期的に難度の高い読解問題を解く必要があります。
中2になると古文、漢文、口語文法を習うため、暗記するべき内容がかなり増えます。暗記と読解に対応できず、国語が苦手な生徒は、ますます国語を後回しにしてしまう傾向が見られます。国語は早いうちから塾に通い、読解のルールと暗記事項を定着させる必要があります。